1) 中型伸縮アクチュエータ
特許第4607772号
関連する他社動画商品概要
電動アクチュエータを使用したとき・伸ばした状態が短いのに収納時思ったほど短くならない経験がありました。
十分な伸縮率が取れれば利用範囲が拡大すると思い開発・試作しました。
試作品は電線処理でスペースを多く取りましたが伸縮部だけでしたら10倍になっています。
伸縮する構造の代表的な構造には @シリンダー A多段リンク構造 等が上げられます。
それぞれに特長がありますが、油圧やエアーシリンダ・電動アクチュエータ・ネジとラック方式のほとんどは伸縮率2倍にはなりません。
多段リンク構造は伸縮率が高いですが段数が多いと先端まで力が伝わりません。又その動力に油圧シリンダ等を使っているケースが多いです。
さらに昇降速度と推進力が反比例になったり、ハサミ構造が危険だったりします。
商品説明
この試作モデルには 上記無接点ケーブル接続が組み込まれています。
特徴
-
二枚のバネ材を組み合わせながらナット形状を作りネジで送り出す構造ですので
- 速度・推力が一定です。
- 中空構造になりますので 中空部にケーブルやホースを配置できます。
- 原理上はどこまでも伸ばせます。
- 伸縮パイプの太さは一定です。
- 多段リンク構造のようにハサミ構造にならず安全です。
- 油圧シリンダーの様に別ポンプや注入用の油保管がありません。
- 上・下・横、どの方向にも伸縮させれます。
- パイプの太さやベルト巾の選択で速度優先や推力優先になります。
- パイプは回転しないで伸縮しますが回転させる構造にもなります。
想定使用場所
- 大型の場合
・ビルの窓から助けを求める人への救助ロープ渡し機
・先端にカメラとロボットを取り付け体育館のランプ交換装置 - 中型の場合
・先端にカメラを取り付け、昼間収納監視カメラ
・乗用車の屋根に取り付け、テレビ中継用アンテナカー - 小型の場合
・窓の電動開閉機
・上下昇降洗面台